2022.6.1
Manma 株式会社ホリは49期になりました。
こんにちは。Manmaの堀です。
Manma運営会社の株式会社ホリは2022年6月1日をもって第49期になりました。
49年間、約半世紀も事業を続けてこれたこと改めて全ての方々に感謝いたします。
創業時の1974年というと昭和49年、
佐藤栄作元首相ノーベル平和賞受賞
プロ野球巨人軍長嶋茂雄引退、
コンビニ1号店(セブンイレブン東京都江東区豊洲に開店)
超能力ブーム(ユリ・ゲラー)
三木武夫内閣誕生(クリーン三木)
傷だらけのローラ/西城秀樹、青春の影/チューリップ(歌謡曲)
エクソシスト(映画)
などの出来事・流行があり、戦後から続いてきた高度経済成長期が
終焉した頃です。
当時は、地元香川県には今のような飲食チェーン店というものはほとんどなく、
魚屋、仕出し、宴会などを兼ね備えた「和食料理屋」が多く、株式会社ホリは
そのお店に冷凍魚介類を納入するという卸売業として事業をスタートしました。
1階に食事スペース、2階に宴会広間(結婚式やおきゃく(おきゃくは親戚や親しい人
を招いてするお祝い事のこと))という造りのお店が街道沿いの地区ごとに点々と
あったと創業者の祖父が生前に言っていました。
そのお店に祖父を始め創業メンバーが足繫く毎日通い(営業のため)、
最初は全く相手にしてもらえずでしたが、何度も通ううちに「そこまでの熱意なら」
と、1度商品を買ってくれるようになり、気に入ってもらえればその後も継続して
取引をしてもらうという、今考えるとかなり迷惑なスタイル(笑)
そうやって1軒1軒得意先のお店を増やしていったそうです。
この話は祖父からではなく、
創業のころからを知るお客さん(料理人)に僕が入社したころ、
「お前のじいさん達はな~、毎日毎日来てな~、、、」と何度も聞かされました。
じいさんの熱意・やる気などを褒めるとともに、「お前も頑張れよ
(甘ったれるなよ)」という意味だったと理解しています。(笑)
僕が入社したのは2012年ですので創業から約40年経ったころでしたが、
そのような創業時の話を聞けるお客さんが1人や2人ではなかったことに
驚いたのをよく覚えています。
40年もの間にはいろいろあったと思います。
良い時も、良くない時も長い間お付き合いを続けてこれたというのは、
数少ない誇れる部分だと思います。
それから10年、特にこの3年間のコロナ禍により飲食店や株式会社ホリを
取り巻く環境も大きく変わりました。
新しい素晴らしい出会いもたくさんありました。
でも先程の創業時からのお客さんの中でも離れっていってしまったお店もあります。
「仕事も少なく、お客さんも来ない、でも原材料は全て値上がり。」
「食材のランクを落とすしかない。」
「このような状況で背に腹は代えられない。」
痛いほど気持ちは分かります。、、、
分かりますが今一度飲食店の価値を見直すべきではないかと思います。
特にこのコロナのような状況では外食はより特別なものになっています。
せっかく来てくれたお客さんが食べて「前と違う。変わった?」となってしまう。
それなら品質や味を保ったまま値上げしてくれた方がいい!と僕は思います。
外食に行こうとなったとき、選択肢はどのぐらいありますか?
和食ならここかあそこ!中華ならあそこかあそこかな。
でもその日食べに行けるのは1軒のみです。
その貴重な1件に選ばれたのにがっかりさせてしまう。。。
もう次はこの店には食べに来なくてもいいかなと思われると勿体なくないですか?
高い食材ばかりを使うのが良いわけではありません。
そのお店の基準がありますから。
でも状況が厳しいからと言って安易に安物に走るのは、という話です。
お客さんは絶対に気付きます。昔からの馴染みの常連さんなら猶更です。
そしてそっと離れていってしまう。
これは飲食店のみならず、業種業態関係なく本質として言えることです。
「マンネリ、油断、驕り、妥協、諦め」これらを日々の仕事の中でどれだけ
自制できるか。またそれを従業員全員で共有できるか。
自戒を込めて。新しい期の目標として。
第49期スタートです。