2023.3.7
えびのお話⑥『SDGs:持続可能な資源として』~禁漁期を設けているパプアニューギニア産の船凍天然えび
こんにちは。
えびのお話も6回目を迎えましたが、1回目には6回も続くとは思っていなかった、Manmaの堀です。
さて今回は、えびのお話第6回として、ここ最近よく耳にするようになった『SDGs:持続可能社会について』と壮大なテーマとなります笑
まずは、良くご存じとは思いますが改めましてSDGsとは、
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の略称で2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
このような目標が世界的に提唱されたのは、国連サミットで加盟国の全会一致で採択された2015年9月ですが、Manmaが扱っている「パプアニューギニア産の船凍天然えび」はそれ以前から禁漁期を設けて資源確保を行っています。
◇パプアニューギニア産の船凍天然えび
パプアニューギニア産の船凍天然えびは冬場の禁漁時期を経て、春漁で漁獲を始めます。
天然のえびは基本的に1年間の間に稚魚から、いわゆる私たちが良く口にするサイズに成長します。1年を過ぎて大きくなったえびは「特大えび」として貴重になります。
稚魚を乱獲しないようにと禁漁期を設けているのです。
◇最後の秘境と言われるパプアニューギニア
またパプアニューギニアは最後の秘境と呼ばれるサンゴの生息する海として有名です。
(写真:水中写真家 中村 卓哉氏)
気候変動や人口増加による海洋汚染、そしてダイナマイト漁などによる魚の乱獲などで世界中の海が危機に扮する中、パプアニューギニアの海はこの美しさを保っています。
地質学的に見ても海底深くにはいくつものプレートが存在し、それらが衝突する場所であり海底を連なる無数の火山の尾根の上をサンゴが覆っているというわけです。
「海をきれいにするには山から」という言葉を聞いたことがあります。
ニューギニア島の北側の沿岸には熱帯フィヨルドと呼ばれる入り組んだ海岸線が続いており、無数に裂けた入江を通って豊かな森の栄養が海に注ぎ込まれています。
森と海が密接に交わることで栄養の循環が絶え間なく行われているのです。
(写真:水中写真家 中村 卓哉氏)
このような環境で自然のまま育った「船凍天然えび」
美味しいわけですよね?
ただそうは言っても世界的にみると資源は減り続けています。
いつまで乱獲を防止できるかも分かりません。
Manma(株式会社ホリ)は自社でSDGsの目標を作りました。
すぐに大きいことはできませんが、
ゆっくりでも出来ることから少しずつ。